シャルワール

新しいパンツのかたち、シャルワール。
シャルワールは中近東、イスラム文化圏で着られている生活着です。
この服の特長になる大きな股のマチは生地が厚かったり、張りがあると布が余ってしまうので、タックを入れて落ち着くように。
マチの丈も少し短く、足をのばして少しすっきりした形にしました。
大きなマチはタイやミャンマーのリス族のパンツにも共通しており、一見同じかたちに見えますが、パターンの構造は違っています。
でも布を無駄にしない作りや、暑い気候にも快適に過ごせるような形は同じでおもしろいですね。
ウエストや裾の部分は直線断ち。
布の耳がきれいなのでそのまま使っています。
こちらは浜松の工場のシャトル織機で作られた高密度コットン。
こちらは岡山倉敷の工場で織られた40番双糸のコットン。
ログウッドで黒に染めています。
これも耳使いをしています。
サイズはSとMの2サイズ。
背丈や腰幅によって布の収まり方や見え方も変わってきます。
春夏になったら薄い生地で仕立ててもよさそうです。