デニムのパンツ
ジンバブエコットンのデニム生地でワークパンツを作りはじめて4年くらい経ちます。
汚れも気にならず丈夫、生活着や仕事着にもなるので毎日のように履いてくださっている方が多いようです。
そして、時々修理のためにわたしたちの元へ戻ってきます。
着る人によって洗い方や履き方があるので、擦り切れる場所や色落ちの具合が違っています。どれもその人らしい表情に。デニムは育てる、という言い方をしますが、まさに育つように変化していく生地はデニムならではないでしょうか。
天然酵母のパン屋さんでパンを焼き、山では猟師の仕事もしている彼女もパンツもいい色に育っていました。
破れていたところをステッチをかけて、裾には藍染めの麻の生地を当てました。
これからまたがしがし使っていただけたらうれしいです。
ただ、すぐに直すと言いながら、ずいぶんお待たせししましたてしまいました。
これからご依頼いただくみなさま、お時間に余裕を持っていただけたら幸いです。