今年もカレンの村で布を織ってもらっています。
手ぬぐいとしても便利な小さめのストールや三枚の布を手で縫い合わせたブランケット、モンジャケット用に生成りの布。
どれも手紡ぎした糸をつかい、腰機で織っています。

上の写真が布を織っているところです。
腰に豚の皮でできたベルトを巻いて機とつなぎ、体を前後させながら経糸にテンションをかけて緯糸を通していきます。

経糸づくりは木に竹の棒を差し込んだところへ糸を通して作ります。
原始的でシンプルな構造ですが、経糸の作り方でさまざまな織り柄ができるのがおもしろい。
この日織っていたのは、カレン族の伝統的な敷布団用の布です。
わたしもこの布団を敷いて寝させてもらっています（幅が狭いので２個並べて）。

モンジャケット用の生成りの布。
今回も上手な織り手さんを選んで作りました。

来週の山梨アヌッタラ、来月の岡山アクシスクラシック展でもこの布でジャケット作ります。
ぜひ試しに袖を通して、手紡ぎ手織り布の気持ちよさに触れてみてくださいね。