ベンガラ染め

Tuesday
ベンガラ染めのアイキャッチ画像

昨日は岡山県高梁市の吹屋町でベンガラ染の作品を作っているハコニワの鎌田くんを訪ねました。

ベンガラ染のの原料となる顔料は朱色、黄色、黒色の3色ですが、鎌田くんは試行錯誤をしながら
オリーブやオレンジ、紫や茶色、グレー色などさまざまな色、濃淡を作り出しています。
工房に吊るされた布の色のグラデーションが美しかった。

材料もベンガラと呉汁(大豆を水に浸しミキサーにかけて濾したもの)、水ととてもシンプル。
火を使わないのも魅力的です。

えみおわすの服も何着か墨色を目指して染めてもらいました。
一度染めて乾かして色を確認して、再び染めてまた乾かして。
思った以上にきれいな墨色になりました。布といっしょに干している服、分かりますか?
鎌田君にベンガラの話を聞いているだけで楽しくて、つい染めているところの写真を撮るのを忘れてしまいました。

これからハコニワさんはオリジナルの服作りに力を入れていくそうですが、来年の春夏用にえみおわすの服も少し
染めていただけそうです。
ひょっとしたら来月の家展にも少し並べられるかも。

ちなみにベンガラの語源はインドのベンガル州が産地だったからだとか。
ベンガルには来年行きたいと思っていたので、なんだかうれしいです、