モンジャケットにつづき、新しい羽織もの、ローブジャケットを作りました。

DMに耳カラージャケットと紹介したのは、生地の耳（セルヴィッチ）を襟や袖口にそのまま使っているため。
できるだけ生地を無駄にしないように、耳の表情が活きるように心がけました。

使っている布は中国の山東省の女性たちが手で紡いだ糸をシャトル織機で織った木綿布。
時代が進み、手紡ぎの糸を作る手仕事がなくなり、最後に織ったというこの布を譲っていただきました。

驚くほど滑らかで、気持ち良い肌触り。
手紡ぎの糸の表情はやっぱり美しいです。

着心地がいいように肩の傾斜も工夫しました。
サイズもS、M、Lの3サイズ。女性から男性までいろんな体形の方が着られるようにしました。

じつはまだLサイズのパターンを作っておりまして（SとMは今週はじめにできました）、ただいま福井のあけみさんが美濃の展示会に間に合わせるために縫ってくれています。
美濃では注文をお受けしてからの制作になります。

この春は京都で織ってもらったリネンコットンの生地でも作る予定。
シンプルな形なので、季節に合わせていろんな布で作りたいと思っています。